ミ・フ

ミ・フ

物理 ガード 大剣
レアリティ★★★★★★
主要属性力量
武器タイプ大剣
CV(英語) 饶梓君
CV(日本語) 渡辺明乃
CV(韓国語) 민아
CV(中国語) 张若瑜

戦闘タグ

猛撃物理脆弱

特性

戦闘技術・武陵悪党
ミ・フの手腕を思い知った敵は、彼女に「悪党」という名前を与えた。彼女はその呼び名をむしろ気に入っている。
屈強・体の鍛錬
気も身体も鍛えないといけない。武に生きる者は、強力な一撃を放つことも、あらゆる拳に耐えることもできる。
運動・拳で語り合う
「拳に悔い無し、ご教授願おう!」「生死は流れに、食らえ!」
生活・炎風菓子
アイスゼリー、もち米蓮根、梨の花型のパイナップルケーキにもち米団子……彼女は屋台の常連だが、自分で口にする姿はあまり見かけない。

強化

レベル 1
1 20 40 60 80 90
必要経験値 必要ゴールドチケット 累計経験値 累計ゴールドチケット
0 0 0 0
強化 — 主要レベル
レベル 必要経験値 必要ゴールドチケット 累計経験値 累計ゴールドチケット
1
10 390 1,250
20 4,890 250 22,860 820
30 12,690 640 122,530 5,870
40 16,250 820 271,400 13,360
50 22,070 1,110 461,620 22,930
60 35,340 1,770 747,110 37,260
70 19,810 4,050 910,070 64,320
80 39,800 12,730 1,212,340 146,440
90 75,600 36,320 1,792,290 385,420

ステータス成長

力量 敏捷 知力 意志 最大HP 攻撃力 防御力 会心率 攻撃速度
Lv. 突破 力量 敏捷 知力 意志 最大HP 攻撃力 防御力 会心率 攻撃速度
1 0 22.610.19.914.75003005.0%1
2 0 24.311.010.815.95563305.0%1
3 0 26.012.011.717.16123605.0%1
4 0 27.712.912.618.36684005.0%1
5 0 29.413.813.519.47244305.0%1
6 0 31.114.814.420.67814605.0%1
7 0 32.715.715.421.88374905.0%1
8 0 34.416.616.323.08935205.0%1
9 0 36.117.517.224.19495605.0%1
10 0 37.818.518.125.310055905.0%1
11 0 39.519.419.026.510616205.0%1
12 0 41.220.319.927.711176505.0%1
13 0 42.921.320.828.811736805.0%1
14 0 44.622.221.730.012307205.0%1
15 0 46.323.122.631.212867505.0%1
16 0 48.024.123.532.413427805.0%1
17 0 49.725.024.533.513988105.0%1
18 0 51.425.925.434.714548405.0%1
19 0 53.126.926.335.915108805.0%1
20 0 54.827.827.237.115669105.0%1
21 1 56.528.728.138.216229405.0%1
22 1 58.229.629.039.416799705.0%1
23 1 59.930.629.940.6173510005.0%1
24 1 61.631.530.841.8179110405.0%1
25 1 63.332.431.742.9184710705.0%1
26 1 65.033.432.744.1190311005.0%1
27 1 66.734.333.645.3195911305.0%1
28 1 68.435.234.546.4201511605.0%1
29 1 70.036.235.447.6207112005.0%1
30 1 71.737.136.348.8212812305.0%1
31 1 73.438.037.250.0218412605.0%1
32 1 75.139.038.151.1224012905.0%1
33 1 76.839.939.052.3229613205.0%1
34 1 78.540.839.953.5235213605.0%1
35 1 80.241.740.854.7240813905.0%1
36 1 81.942.741.855.8246414205.0%1
37 1 83.643.642.757.0252014505.0%1
38 1 85.344.543.658.2257714805.0%1
39 1 87.045.544.559.4263315205.0%1
40 1 88.746.445.460.5268915505.0%1
41 2 90.447.346.361.7274515805.0%1
42 2 92.148.347.262.9280116105.0%1
43 2 93.849.248.164.1285716405.0%1
44 2 95.550.149.065.2291316805.0%1
45 2 97.251.149.966.4296917105.0%1
46 2 98.952.050.967.6302617405.0%1
47 2 100.652.951.868.8308217705.0%1
48 2 102.353.852.769.9313818005.0%1
49 2 104.054.853.671.1319418405.0%1
50 2 105.655.754.572.3325018705.0%1
51 2 107.356.655.473.5330619005.0%1
52 2 109.057.656.374.6336219305.0%1
53 2 110.758.557.275.8341819605.0%1
54 2 112.459.458.177.0347420005.0%1
55 2 114.160.459.078.2353120305.0%1
56 2 115.861.360.079.3358720605.0%1
57 2 117.562.260.980.5364320905.0%1
58 2 119.263.261.881.7369921205.0%1
59 2 120.964.162.782.9375521605.0%1
60 2 122.665.063.684.0381121905.0%1
61 3 124.365.964.585.2386722205.0%1
62 3 126.066.965.486.4392322505.0%1
63 3 127.767.866.387.5398022805.0%1
64 3 129.468.767.288.7403623105.0%1
65 3 131.169.768.189.9409223505.0%1
66 3 132.870.669.191.1414823805.0%1
67 3 134.571.570.092.2420424105.0%1
68 3 136.272.570.993.4426024405.0%1
69 3 137.973.471.894.6431624705.0%1
70 3 139.674.372.795.8437225105.0%1
71 3 141.375.373.696.9442925405.0%1
72 3 142.976.274.598.1448525705.0%1
73 3 144.677.175.499.3454126005.0%1
74 3 146.378.176.3100.5459726305.0%1
75 3 148.079.077.2101.6465326705.0%1
76 3 149.779.978.2102.8470927005.0%1
77 3 151.480.879.1104.0476527305.0%1
78 3 153.181.880.0105.2482127605.0%1
79 3 154.882.780.9106.3487827905.0%1
80 3 156.583.681.8107.5493428305.0%1
81 4 158.284.682.7108.7499028605.0%1
82 4 159.985.583.6109.9504628905.0%1
83 4 161.686.484.5111.0510229205.0%1
84 4 163.387.485.4112.2515829505.0%1
85 4 165.088.386.4113.4521429905.0%1
86 4 166.789.287.3114.6527030205.0%1
87 4 168.490.288.2115.7532730505.0%1
88 4 170.191.189.1116.9538330805.0%1
89 4 171.892.090.0118.1543931105.0%1
90 4 173.592.990.9119.3549531505.0%1

突破

装備適正・Ⅰ
解放後、青品質の装備を着用できる
折金券 折金券 ×1,600 折金券 ★★★★ 広く流通している通貨。用途も幅広い。
装備適正・Ⅱ
解放後、紫品質の装備を着用できる
折金券 折金券 ×6,500 折金券 ★★★★ 広く流通している通貨。用途も幅広い。
装備適正・Ⅲ
解放後、金品質の装備を着用できる
折金券 折金券 ×18,000 折金券 ★★★★ 広く流通している通貨。用途も幅広い。

オペレーターファイル

基礎情報
【コードネーム】 弭 弗
【性別】女
【身分証明】宏山科学院
【誕生日】7月9日
【種族】サルカズ
【鉱石病感染状況】
メディカルチェックの結果、感染者に認定。

【能力測定】
物理強度:優秀
戦闘技術:優秀
戦術立案:標準
アーツ適性:標準
人事評価
ミ・フは宏山科学院の管轄下にある武陵科学発展区で巡衛隊長を務めている。交流という形でエンドフィールドを訪問しており、対応は特殊技術部が行っている。

「ミ・フ隊長は、エンドフィールドにいる旧友を訪ねに来たというお話をされていました。しかし実際は、オペレーターを見つけるたびにさりげなく実力を測り、『私と手合わせをしてみないか』と小声で話しかけていたようなのです。 訓練室を見つけたときは眉を上げて目を輝かせ、すぐに一通り試すと『これくらいやれるのなら、もっと早く来るべきだった』と言って、滞在期間を延ばしていました。ともあれ、エンドフィールドでの交流を楽しんでいただけているなら何よりです。」
――エンドフィールド人事アシスタント マーティン・マーヴィン・マーレン
第一資料
【武陵科学発展区人事昇進記録】
氏名:ミ・フ
出身地:武陵
勤続年数:3年
現任役職:武陵巡衛隊員
予定役職:武陵巡衛隊長

経歴概要:
清波砦の出身で、のちに武陵科学発展区の正式職員となる。武陵城の建設後は巡衛員に着任し、現場の最前線に立ち続けてきた。城内外の情勢に精通しており、予期せぬ問題が発生した際も迅速かつ的確に対処した。武陵城に対する忠誠心は厚く、違反行為や犯罪に対しては断固として取り締まる姿勢を貫いている。住民からは一定の威圧感と統率力を備えた人物として知られ、評判も高い。

長所:
高い戦闘能力と優れた身体能力を備え、危険度の高い任務にも対応可能であること。
判断力と実行力に優れ、複雑な状況下においても即時行動に移せること。
部下に対しての配慮が十分であり、隊内の結束を強める要因となっていること。
住民から信頼され「気性は荒いところがあるが、筋の通った人だ」と評されていること。

課題:
問題を解決するにあたり、実力行使の傾向が強く、規律意識にやや欠けること。
文書作成や報告業務を苦手とし、政務においては改善の余地があること。
衝動的な性格で気が長いほうではないため、対話に粘り強さを欠き、衝突を招く可能性があること。
一度信頼を寄せた相手を疑わない傾向にあり、感情に左右され適切な判断を下せない懸念があること。

総評:
ミ・フは巡回および犯罪の取り締まりにおいて顕著な功績を挙げてきた。また、緊急事態に対処する能力にも優れ、現場の要となる実務型の人材と言える。一方で、業務に対して直情的で強引かつプロセスを軽視する側面から、自身の権限を逸脱するリスクもある。住民からの評価は総じて高いが、総合的には評価すべき点と改善すべき点が見られるため、今後も適切な指導の継続が必要である。

承認者による備考:
ミ・フは激情家で、物事の是非を明確にしなければ気がすまない性格です。確かに型破りな存在ではありますが、自分の心に背いた行いをすることはございません。彼女が拳を振るうのは己のためではなく、民を守るためです。粗暴で無鉄砲に見えたとしても、それは表裏のない彼女の真っ直ぐな心根を表すものでもあります。規律に疎く、言葉を尽くすことは不得手。粗野に見えても、その奥に気遣いの心が垣間見える。これは長所でもあり、同時に短所でもありましょう。
ミ・フの人柄と業務姿勢については間違いが無いことを保証いたします。よって武陵を支える中核として、ミ・フを武陵巡衛隊長に登用することを決定いたしました。また、就任後も私が業務の監督と指導にあたり、職責を全うできるよう支えていく所存でございます。

承認者:ゾアン・ファンイ
145年10月19日
第二資料
チッ、赤ババアの話かよ。小せー頃から、遊んだりケンカしたり……ガキん頃は俺様もババアも負けたくねーってムキんなって、ちょっとでも気に入らねーって思ったら相手に突っかかって。顔がこーんなブックブクに腫れ上がるまでやり合ってたんだぜ。 まー確かにあん頃からやべーヤツだったけどよ、俺様だって負けてなかったんだからな!で、そのあとあいつは武陵城で、「巡衛隊長」ってヤツになったんだろ。前よりもっとクソ辛気くせー顔してよー。でも、クソほど眉吊り上げたところで、あいつはあの頃と何も変わってねー、巡衛の皮かぶってるだけのあいつなんだよ。
今もっかいやったら、いー勝負になんじゃねーの?まー、最後に勝つのは俺様だけどな!力じゃ今は敵わねーかもしんねーけど、忘れんじゃねー!素早さなら昔から俺様のほーが何千倍も上だったって!いつか絶対、ギャフンって言わせてやっからな!
あー、武陵から物資を拝借するって話になると、あいつはクソ面倒なんだよ……俺様たちがめちゃくちゃすげー計画立てても、倉庫の近くに絶対ババアがいんだ。最初からわかってたって顔してよー……そうなりゃもうガッポリいただくのは無理だし、逆に不利になっちまうときだってある。でも、ババアもこっちの仲間を殺すことまではしねーんだ。てかよ、むしろ武陵城に連れてかれたっきり、居着いちまって帰ってこねーヤツもいんだぜ。知らねーけど、あっちには「生きる道」があるんだとか言ってやがった。
とにかく俺様は認めねー!赤ババア、いつか俺様が絶対ボコボコにぶん殴ってやる!清波砦の大親分、タンタン様が一番ってとこ、見せてやるぜ!
――タンタン 清波砦のお頭

俺は、ミフに捕まった口だよ。仲間にくっついてブツを少しだけ頂戴しようと思ったら、待ち伏せされてた。あの時は足が震えて動けないほど怖かったな……でもアイツは手加減してくれたんだよ。それで最後に、一言こう訊いてきたんだ――「武陵城で暮らす気はあるか」って。ワケもわからず頷いちまってて、そんでそのまま本当に連れて来られてた。
最初は、嫌がらせかと思ってたよ。だけど、城での仕事が見つかって、住むところもあって、飯も普通に食えて……だんだん分かってきたんだよ――アイツは、俺たちに「生きるための道」をくれたんだって。口は悪いし、いつも仏頂面だったけど、陰じゃ俺たちのことをずいぶん気にかけてくれてたんだ。
ちなみに、アイツはよく竹林の近くに物資を運んでた。武陵城で余ったやつだけどな。最初は、こんなガラクタ何の役に立つんだって不思議だったんだよ。でも、後で知った――あれは砦の連中のために置いてやってるんだってな。表では毎日砦とやり合ってるように見せてるけど、心の中じゃずっと気にかけてるんだよ。
――武陵城の住民(元清波砦の住民)
第三資料
『清波武芸に関する考察』(抄録)
「清波武芸」は武陵地域の清波砦に発祥し、長らくそこに暮らす住民の間でのみ伝承されてきたため、かの『武典補遺』にすら記録されていなかった。
清波武芸の特長を理解するためには、どうしても清波砦の歴史そのものを遡らねばならない。悔恥戦争の前後に、炎国から流れ着いた一団が、紛争と戦乱から逃れるため現在の武陵へとやって来た。武陵の巨大な裂け目は、彼らの生活を脅かす存在であると同時に、あらゆる敵からの襲撃を防ぐ障壁でもあったからだ。こうして彼らはこの地に定住し、清波砦を築き上げていったのである。ある意味では、彼らは武陵の「原住民」であったと言えよう。
こうして見ると、清波砦はさながら「桃源郷」のごとき存在に思えるかもしれないが、実態はそうではなかった。巨大な裂け目の影響下にあって、この地の自然環境が過酷でないことなどあり得ない。跋扈するアンゲロス、獰猛な野生動物、そして頻発する裂け目の活動――これらにより、清波砦の住民は絶えず「敵」との戦いを強いられてきた。こうした熾烈な争いの中で、清波砦独自の武芸が徐々に形成されていったのである。それは身体を鍛えるための体操であると同時に、身体機能を活用したアーツでもあった。その技の中には、この土地ならではの特色を色濃く備えたものも少なくない。
たとえば著名な「湧泉歩」は、渓流に沿ってゆったりと歩くだけで、水面を激しく波立たせるという技である。当初、筆者はこれを念によって水流を操る巫術の類だと考えたが、実際はアーツを用いて足元にエネルギーを集中し、絶妙な制御をもってそれを水中に伝導し、振動を引き起こす武術であった。また「飛竹葉踏」は、文字通り竹の葉を踏み空中を駆けるというもので、頼りない竹の葉の上でいかに力を発するか――すなわちアーツにおける「しなやかな強さ」の発揮が求められる技だ。こういった繊細な感覚の修練を正しく積めば、極めて小さな動作から「拳勁」、つまり爆発的な威力を生み出すことすら可能になる。
清波武芸の伝承者にして武陵科学発展区巡衛隊長であるミ・フは、この「拳勁」を「雷」と形容した。身体そのものを力を発する「銃」とし、昇るは飛龍の如く、落ちるは雷霆の如く――筆者はミ・フ隊長によるアンゲロス掃討を実見したが、まさに雷霆といった気迫を纏い、天師の雷法にすら比肩し得るものであった。
強大な武芸に加え、清波砦には独特の格闘文化も形成されていた。長きにわたって、武芸の修行者たちは互いに挑み合うことを好み、「勝負」の日ともなれば、砦中の老若男女が見物に押しかけ、両者に声援を送ったという。武陵に加わる以前、ミ・フ隊長は砦の全ての相手を打ち負かした無敵の強者であった。惜しむらくは、直近で清波砦の武道場が損壊し、大規模な修繕中とのことで、筆者は現地を訪れる機会を得られなかったことだ。修繕完了後に関連の映像資料を提供してもらいたいと、ミ・フ隊長に願い出るに留めた次第である。
筆者はかつてミ・フ隊長に対し、清波武芸の大宗師――すなわち彼女の大師匠「川隠れの翁」への取材を希望する旨を伝えたことがある。しかしミ・フ隊長によれば、大師匠はすでに隠居の身であり、今どこにいるのかは分からないとのことであった。ミ・フ隊長は筆者に、2番目の師匠から届いたという1枚の絵葉書を見せてくれた。そこには以下の内容が書かれていた――大師匠は文明地帯のとある都市で、2人の子どもが取っ組み合いの喧嘩をしているのを1時間余りも眺め続けた後、名残惜しそうにようやくその場を離れた。そして立ち去る間際、感慨深げにこう漏らした。「生涯を武と共にしてきたが、子どもの喧嘩の痛快さには到底かなわぬ。打ちたければ打ち、終われば何事もなし。まことに羨ましい。」
最後に筆者がミ・フ隊長に対し、清波武芸の資料を整理して『武典補遺続編』に収録することを提案したところ、ミ・フ隊長は快く同意し、こう語った。「武陵のために拳を振るう人間が増えるなら、それに越したことはない」と。あるいはその時こそ、彼女はこの地(武陵)を離れ、久しく忘れかけていた、「打ちたければ打つだけの痛快な日々」を、もう一度始められるのかもしれない。
第四資料
「管理人、ミフを1日だけ引き留めておいてほしいの。」
ある日の深夜、イェン・ニンが慌てた様子で管理人の元へと駆け込んできた。
イェン・ニンによると、ゾアン・ファンイのデスクを片付ける手伝いをしていたところ、ミ・フ宛ての手紙を見つけたため、気を利かせたつもりで巡衛隊に送ったそうだ。
ところが程なくして、この手紙はすぐに出すものではなかったと知った――「ファンイが思っていたより先にミフに読まれでもしたら、大変よ。だから、しばらくミフを見張っていてもらえない?その間に私が手紙を取り戻してくるから。」
こうして管理人は「見学」を口実に、ミ・フの業務に丸一日同行することとなった。
早朝はアンゲロスに囲まれた行商人の救出、午前中は新人巡衛隊員への厳しい訓練、午後は方興街の商人たちの仲裁、そして竹林で「大親分」と鉢合わせ――ミ・フの拳は一日中休まることがなかった。だが、その一撃一撃は常に的確だった。
目まぐるしい一日が過ぎ去り、夕闇があたりを包み始めたが、管理人はまだ帰るわけにいかなかった――イェン・ニンが手紙をまだ見つけていない。
巡衛の事務所に戻ったミ・フは薄暗い灯りの中、日々の文書仕事に取りかかった。窓の外からカサカサと音が聞こえる。彼女は筆を投げ出して部屋を飛び出したが、目に映ったのは風に舞う落ち葉だけだった。この日、彼女はどこか上の空だった……
ミ・フは机に戻り、書類綴じを閉じると、懐からあるものを取り出した――朝からずっと読む暇がなく、皺くちゃになって汗の染みが滲む、総杭執務室から届いた一通の手紙を……

【出すつもりのなかった手紙】
ミ・フへ
この手紙を読んでいる頃、私はもう此処を離れていることでしょう。私が戻らなかったならば、今後の武陵城の諸事は、貴方に任せるほかありません。
貴方はこの武陵城と道を同じくし、共に歩みを進めてきた人間です。何も無い荒れ地から城が生まれ、街路が整い、今日の姿になるまで、ずっと傍に居てくれましたね。皆と共に煉瓦を運び、夜通し見張りに立ち――その拳で悉く問題事を外に押し返してきた貴方は、この城と深い絆がある。故に、重責とはわかっていても、安心して託すことができます。
貴方は昔から何事にも怯むことがありませんでしたね。そして、気が短く何でも力で押し通そうとする所もありました。貴方が真っ直ぐな人間だということは、とても良く理解しています。なれど、街全体を守るというのは、拳を振るい勝敗を決することよりも、心を砕かねばならぬ事が遥かに多いのです。一度立ち止まることは弱さではなく、物事を明確に判断するため――もし貴方に備わったならば、私もより安心出来ることでしょう。
そして、清波砦について。貴方はいつもピンと張った糸のようで、砦の方々を見ればすぐに火花を散らしてしまう。なれど、貴方が誰よりも温かい心を持っていることが私は分かっています。恥じる必要はございません。タンタンとは友として、堂々と向き合えば良いのです。
そういえば、書を習ってはどうかと勧めたのは、忍耐力を養うことが出来ると思ったからでした。貴方の字は拳と同じく、力強く鋭さを帯びています。本当に、上達しましたね。もう、時間を割く必要はないでしょう。勿論、興が乗ればグー天師に教えを請うのも良いと思いますが。但し、訪ねる際にもち米団子を持って行かぬように。彼の健康状態は、あまり良くありませんから。
貴方はよく「甘いものは一生分食べた、もう二度と口にしたくない、無理だ」と言っていましたね。私は、いつ言おうか迷っていたのです――好きな物を、無理に我慢する必要はないのですよ。忙しい日々の中で、自分を喜ばせる機会はそう多くはありません。小さな愉しみは大事にするべきです。偶に、幾つか食べたところで、何が変わるわけでもないのですから。
最後に、私の本心をお話します。私が本当に託したいのは、この城ではありません。貴方自身のことです。初めて会った日を、今でも覚えています。まだ幼いながらも目の奥に炎を宿し、拳を振り回しながら、私の目の前に風のように駆けてきたこと――この数年で、貴方の背負うものも重くなり、剣も拳もより冴えたものになりました。なれど、その眉間の皺も次第に深く沈み、本当の貴方を覆い隠してしまった。
此れだけは、忘れぬよう――もう面白くないと、もうやりたくないと感じることがあれば、背負った荷は何時でも下ろして良いのです。申し訳なさなど、微塵も感じる必要はございません。誰に何を言われようと気にする必要もございません。貴方は何処にだって行けるのです。砦に帰るも善し、遠く旅をするも善し、何もせずとも善し。貴方は武陵に縛られた人間ではありません。何処までも、自由な人間です。それでは、身体にはくれぐれも気を付けること。
それから、笑いたいと思ったならば、素直に笑って良いと思いますよ。

ゾアン・ファンイ

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晩酌
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閑暇
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満悦
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