アレッシュ

アレッシュ

結晶 ヴァンガード 片手剣
レアリティ★★★★★
主要属性力量
武器タイプ片手剣
CV(英語) Heitor Assali
CV(日本語) 松風雅也
CV(韓国語) 임채빈
CV(中国語) 曹真

戦闘タグ

SP回復凍結

特性

戦術・作戦計画
彼は常に次の行動を練っている。ときには釣り、またあるときは獲物の入った網を引き上げることだ。
サバイバル・水域サバイバル
深さに関係なく、未知の水域で行動できる。
文化・純文学
「アレッシュさんが昼寝するときにアイマスク代わりに使う本は、毎週違うんだよ。」
運動・海釣り
鱗獣釣りは一見穏やかに見えるが、実際には荒波と渡り合うスポーツだ。

ステータス成長

Lv. 突破 力量 敏捷 知力 意志 最大HP 攻撃力 防御力 会心率 攻撃速度
1 0 20.19.513.610.85003005.0%1
2 0 21.710.514.911.75563305.0%1
3 0 23.211.416.112.66123605.0%1
4 0 24.812.417.413.56683905.0%1
5 0 26.313.418.714.47244305.0%1
6 0 27.914.319.915.37814605.0%1
7 0 29.415.321.216.28374905.0%1
8 0 31.016.322.417.18935205.0%1
9 0 32.517.323.717.99495505.0%1
10 0 34.118.225.018.810055805.0%1
11 0 35.619.226.219.710616105.0%1
12 0 37.220.227.520.611176405.0%1
13 0 38.721.128.721.511736805.0%1
14 0 40.322.130.022.412307105.0%1
15 0 41.823.131.323.312867405.0%1
16 0 43.424.132.524.213427705.0%1
17 0 44.925.033.825.113988005.0%1
18 0 46.526.035.025.914548305.0%1
19 0 48.027.036.326.815108605.0%1
20 0 49.627.937.627.715669005.0%1
21 1 51.128.938.828.616229305.0%1
22 1 52.729.940.129.516799605.0%1
23 1 54.230.941.330.417359905.0%1
24 1 55.831.842.631.3179110205.0%1
25 1 57.332.843.932.2184710505.0%1
26 1 58.933.845.133.1190310805.0%1
27 1 60.434.746.433.9195911105.0%1
28 1 62.035.747.734.8201511505.0%1
29 1 63.536.748.935.7207111805.0%1
30 1 65.137.650.236.6212812105.0%1
31 1 66.638.651.437.5218412405.0%1
32 1 68.239.652.738.4224012705.0%1
33 1 69.740.654.039.3229613005.0%1
34 1 71.341.555.240.2235213305.0%1
35 1 72.842.556.541.1240813605.0%1
36 1 74.443.557.742.0246414005.0%1
37 1 75.944.459.042.8252014305.0%1
38 1 77.545.460.343.7257714605.0%1
39 1 79.046.461.544.6263314905.0%1
40 1 80.647.462.845.5268915205.0%1
41 2 82.148.364.046.4274515505.0%1
42 2 83.749.365.347.3280115805.0%1
43 2 85.250.366.648.2285716205.0%1
44 2 86.851.267.849.1291316505.0%1
45 2 88.352.269.150.0296916805.0%1
46 2 89.953.270.350.8302617105.0%1
47 2 91.454.271.651.7308217405.0%1
48 2 93.055.172.952.6313817705.0%1
49 2 94.556.174.153.5319418005.0%1
50 2 96.157.175.454.4325018305.0%1
51 2 97.658.076.755.3330618705.0%1
52 2 99.259.077.956.2336219005.0%1
53 2 100.760.079.257.1341819305.0%1
54 2 102.361.080.458.0347419605.0%1
55 2 103.861.981.758.8353119905.0%1
56 2 105.462.983.059.7358720205.0%1
57 2 106.963.984.260.6364320505.0%1
58 2 108.564.885.561.5369920905.0%1
59 2 110.065.886.762.4375521205.0%1
60 2 111.666.888.063.3381121505.0%1
61 3 113.167.889.364.2386721805.0%1
62 3 114.768.790.565.1392322105.0%1
63 3 116.269.791.866.0398022405.0%1
64 3 117.870.793.066.9403622705.0%1
65 3 119.371.694.367.7409223005.0%1
66 3 120.972.695.668.6414823405.0%1
67 3 122.473.696.869.5420423705.0%1
68 3 124.074.698.170.4426024005.0%1
69 3 125.575.599.371.3431624305.0%1
70 3 127.176.5100.672.2437224605.0%1
71 3 128.677.5101.973.1442924905.0%1
72 3 130.278.4103.174.0448525205.0%1
73 3 131.779.4104.474.9454125605.0%1
74 3 133.380.4105.675.7459725905.0%1
75 3 134.881.4106.976.6465326205.0%1
76 3 136.482.3108.277.5470926505.0%1
77 3 137.983.3109.478.4476526805.0%1
78 3 139.584.3110.779.3482127105.0%1
79 3 141.085.2112.080.2487827405.0%1
80 3 142.686.2113.281.1493427705.0%1
81 4 144.187.2114.582.0499028105.0%1
82 4 145.788.1115.782.9504628405.0%1
83 4 147.289.1117.083.8510228705.0%1
84 4 148.890.1118.384.6515829005.0%1
85 4 150.391.1119.585.5521429305.0%1
86 4 151.992.0120.886.4527029605.0%1
87 4 153.493.0122.087.3532729905.0%1
88 4 155.094.0123.388.2538330305.0%1
89 4 156.594.9124.689.1543930605.0%1
90 4 158.195.9125.890.0549530905.0%1

突破

装備適正・Ⅰ
解放後、青品質の装備を着用できる
折金券 ×1,600 折金券 ★★★★ 広く流通している通貨。用途も幅広い。
装備適正・Ⅱ
解放後、紫品質の装備を着用できる
折金券 ×6,500 折金券 ★★★★ 広く流通している通貨。用途も幅広い。
装備適正・Ⅲ
解放後、金品質の装備を着用できる
折金券 ×18,000 折金券 ★★★★ 広く流通している通貨。用途も幅広い。

オペレーターファイル

基礎情報
【コードネーム】アレッシュ
【性別】男
【身分証明】工業団連盟
【誕生日】9月1日
【種族】アナティ
【<p="オリパシー" padding=0>鉱石病</p>感染状況】
メディカルチェックの結果、感染者に認定。

【能力測定】
物理強度:標準
戦闘技術:標準
戦術立案:優秀
アーツ適性:優秀

アレッシュのアーツに関しては、まだ研究余地が多く残されている。彼は脳内にある「印象」をアーツによって<p="りんじゅう" padding=0>鱗獣</p>の姿に構築していると考えられ、危険かつ神秘的な空間等からその<p="りんじゅう" padding=0>鱗獣</p>を「召喚」しているのではない……はずだ。
人事評価
アレッシュは、<p="りんじゅう" padding=0>鱗獣</p>の捕獲および販売業務に従事している。元工業団連盟保安局連絡員「シーガル」の推薦により、エンドフィールドに加入した。評価を経て、開拓エリアにおける連絡および護衛業務を担当可能と判断する。

「アレッシュさんが着任されたときのことです。新鮮な<p="りんじゅう" padding=0>鱗獣</p>を丸ごと1匹、私のデスクに置いてくれました。品種は不明ですが、光沢があり、潮の香りが漂っていましたね。私が生物タンパク質を摂取する必要がないことに気づくと、すぐに『記念ってことで良くね?標本にして飾ろーぜ』と提案してくださいました。」
「しばらく沈黙が続きましたが、私はその<p="りんじゅう" padding=0>鱗獣</p>を総合後方支援部に引き渡し、入職手続きを完了させました。地域連絡契約と護衛任務契約にもサインをいただいたところで、アレッシュさんは『<p="りんじゅう" padding=0>鱗獣</p>釣りに変わりはねぇだろ。ま、食うために釣るわけじゃねーってだけで。』と、自分の職務に対する認識を述べてくださいました。」
「初期観察の結果、基本的な適応力と高い脱力感が見られます。現時点で特に異常はなく、引き続き安定性や実行力については注意深く観察を続けていきたいと思います。」
――エンドフィールド人事アシスタント マーティン・マーヴィン・マーレン
第一資料
あー、どうも。新しく入った『<p="りんじゅう" padding=0>鱗獣</p>戦略コンサルタント候補』兼『<p="りんじゅう" padding=0>鱗獣</p>釣り講座担当』……聞いたことねえ?てか、オレもよくわかんねーんだから、仕方なくね?老眼のお偉いさんが履歴書めくったときに手滑らしたんじゃねぇの?じゃなきゃ、オレみてーな小せぇ<p="りんじゅう" padding=0>鱗獣</p>屋なんか採用しねぇだろ。ハンコ押す瞬間クシャミしてたとか。あとは、エンドフィールドのシステムがバグばっかで、冷凍庫を前線出す戦闘ユニットだって勘違いしてるとかじゃね?ま、とにかくうまく転がり込めたんだから、オレ的にはラッキー。
誰も止めに来ねぇし、クビなってないっぽくね?まだ喋ってていーよな。せっかくだしイイこと教えてやるぜ。工学でも戦術でもねぇ……<p="りんじゅう" padding=0>鱗獣</p>釣りの話。は?バカにすんなよ?トーシロには「ジジイの暇潰し」、理解ってるヤツにとっては「アウトドア修行」、あんたらの言い方に合わせるなら「簡略版戦術行動」――それが<p="りんじゅう" padding=0>鱗獣</p>釣り。エサがあって、針があって、駆け引きがある。誰が損して、誰が釣られて、誰が川に沈むエサになんのか。で、最後に岸で<p="りんじゅう" padding=0>鱗獣</p>フライ肴にすんのは誰か……全部、運と「眼」次第なんだよ。
じゃ基本からな――ウキ釣りと底釣り。
まずウキ釣り。コマセを水に撒いてウキ観察……んで、揺れたら「アタリ!」って思うよな?すぐアワセ入れて、引き上げる――ときにはもう終わってんの。<p="りんじゅう" padding=0>鱗獣</p>は水ん中。泡吹いて笑ってるだけってオチ。エサだけ食い散らかしたと思ったら、完全無視どころか、こっちおちょくってくるときもあんだぜ?まぁ、裏道で通りすがるヤツと駆け引きすんのと一緒。相手がちっと顔動かせば「来る!」って構えちまう、あの感じ……でも、ただ<p="りんじゅう" padding=0>鱗獣</p>の鍋にスパイス入れんの忘れたって思い出しただけだったりすんだよ。ウキ釣りなんてのに、正直難しい技術なんかねぇ。試されてんのは、連続12回ボウズ食らっても竿叩き折んねーでいられる心だけ。
じゃ、底釣りはどーなんだっつー話……自分で掘った落とし穴ハマるって感じか?エサ沈めて、<p="りんじゅう" padding=0>鱗獣</p>が寄ってくんのを待つ……おしまい。普通に無視されんだよ。ギリ、底で白目むいてこっち見てくるくらいじゃね?昔、組織の顧問やってた先輩がこれの達人で「若ぇの、動くな。黙ってれば、相手はビビって動かねえ」って言ってたけどな……でも、そいつ一日中ボロい安楽椅子座って、オレたちが外で足折られるまでケンカしてんの見ながら、「敵が釣れた」ってよ――釣れたって*スラング*だろーが。
……あ、話逸れた。とにかく<p="りんじゅう" padding=0>鱗獣</p>釣りはサイコーのスポーツだからよ。本気で楽しみてぇなら、まず自分で釣るとこからだな。正直、冷えた宇宙眺めてボーっとすんのより、ずっと健康的じゃね?……ん?なんでオレがここ来たか?
メシがうめー、昼寝邪魔するヤツはいねー……十分すぎんだろ?
――アレッシュ 趣味交流会での発言
第二資料
【アレッシュの日常スケジュール】
06:00 起床。釣り具とエサを用意。釣り針を磨きながら独り言。「今日も大人しく引っかかってくれねぇと困るぜ?」
06:30 出発。街角にいた野良<p="うんじゅう" padding=0>雲獣</p>に、余った<p="りんじゅう" padding=0>鱗獣</p>の骨をやる。
06:45~09:15 朝の<p="りんじゅう" padding=0>鱗獣</p>釣り。流れの穏やかなポイントを選び、静かに待つ。
09:15~10:00 釣り竿をしまう。<p="りんじゅう" padding=0>鱗獣</p>の状態を確認して「訳アリ」のヤツは別にしておく。
10:00~12:00 <p="りんじゅう" padding=0>鱗獣</p>屋の午前営業。<p="りんじゅう" padding=0>鱗獣</p>をきちんと並べる。向きにも数にもこだわる。
12:00~13:00 昼食。釣りたての<p="りんじゅう" padding=0>鱗獣</p>を焼いて食べながら、合間に通信機をちらっと確認。
13:00~15:00 休憩か散歩。たまに港で釣りの振り返りをしたり、ベンチで知らない人と<p="りんじゅう" padding=0>鱗獣</p>情報を交換したりする。あまりにも盛り上がりすぎているため、水中の<p="りんじゅう" padding=0>鱗獣</p>も多分迷惑がっている。
15:00~17:30 <p="りんじゅう" padding=0>鱗獣</p>屋の午後営業。<p="りんじゅう" padding=0>鱗獣</p>を売りつつ、往来の人々を観察。いるはずのない「見慣れた顔」が紛れていないか確認。
17:45~19:45 夜釣り。夕日の下で最後のチャレンジを開始。深場釣りへ。狙うは警戒心の強い「大物」――夕暮れは動きも活発になるが、敵が隙を見せる勝負時でもある。
20:00~21:00 夕食。一日の成果を整理し、<p="りんじゅう" padding=0>鱗獣</p>釣りの記録と手に入れた「<p="りんじゅう" padding=0>鱗獣</p>情報」を書き残す。
21:00~22:00 休憩。屋上に上がってリラックス。残った片目で星空を見上げる。過ぎ去ったある夜のことを思い出すときもある……街角での殺し合いは遠ざかっていくが、水面下で蠢く流れのように、釣りをしている最中に不意に出会ってしまうような気もする。
22:00 エサの準備と装備の点検。「明日また、どの<p="りんじゅう" padding=0>鱗獣</p>が引っかかんだろーな?」

【アレッシュの逸話】
新任の連絡員が初めて港の一角にある秘密の連絡窓口を訪れたとき、<p="りんじゅう" padding=0>鱗獣</p>屋の店主はベンチに横になり、本を顔に乗せたまま動かなかった。
店に並ぶ<p="りんじゅう" padding=0>鱗獣</p>の配置には妙な「こだわり」がある――灰鱗はすべて北向きに、赤銅鱗は必ず2匹セットにする。角には珍しい模様の白鱗を置く。連絡員はまばたきをした――必死に記憶してきた暗号の順序を思い出して情報を解読しようとしたが、結局何も思いつかなかった。本部に報告すべきかと考えを巡らせていると、店主は顔を上げることもなく、氷のついた<p="りんじゅう" padding=0>鱗獣</p>を彼に投げた。
「今日は大物ナシ。これ食って栄養でもつけとけ。」
連絡員は2秒ほど呆然と立ちすくんだが、<p="りんじゅう" padding=0>鱗獣</p>を受け取ると軽く頭を下げてその場を去った。30mほど離れてから振り返ると――店主は最初から何事もなかったかのようにベンチに寝転がったままだった。
当日の報告:すべて正常。情報は正確で、非常に信用……できる。
第三資料
「ポッパー戦術」は、オペレーター・アレッシュによって最初に考案されたものである。その理論の根幹となるのは、<p="りんじゅう" padding=0>鱗獣</p>釣りにおいて使われる「ポッパー」というルアー。本人の(非常に詳しいが、検証は難しい)説明によれば、ポッパーとは水面に浮く疑似餌だそうだ。水面で踊り、光を反射し、尾びれを振って大騒ぎすることで、本来は水底でじっとしている獰猛な<p="りんじゅう" padding=0>鱗獣</p>を怒らせる――つまり、飛び出して殴りに来させるためのものらしい。簡単に言えば……「あんたが動く気さらさら無かったとする。んで、オレはあんたの目の前で好き勝手して、死んだフリしたりあんたの物奪ったり……で、我慢できねぇって殴りに来たら、この芝居はオレだけがやってんじゃなかった、的な?」

最近の話?あー、あれか。「ただの護衛」だったヤツな。輸送隊が十七号道路通るっつー話だったけど、あの辺ランドブレーカーだらけなってんだろ?強盗だの拉致だの、ついでに放送ジャックして『夜行道路状況放送』をつまんねぇラップに変えてんだぜ。
任務通知見たとき、釣り竿修理行くとこだったんだよ。「普通の護衛任務」って聞いたら、なんかダレちまって。地図見ながら「『ポッパー』でも投げるか」ってテキトーにボソっと呟いてみた。
当然、誰も意味わかんねーはず……けど、輸送隊は新型兵器の名前かなんかだと思ったらしくてウンウン頷いてた。甘くね?全部フル採用って。
基本単純な話なんだよ。
トラック2台を「途中でエンスト」的な感じで止めて、武器箱もテキトーに何個か落っことす。(落ち着けって、中身はレンガ)ついでに、「第一類危険物」ってスプレーしとく。リアリティあんだろ?仕上げに「助けてくださーい」って音声流せば完璧。てか、迫真すぎてボウズだったときのオレより声震えてたな。
案の定、ランドブレーカーが釣れた。<p="りんじゅう" padding=0>鱗獣</p>に鼻擦りつける野獣みてーな顔で、トラックの周りウロついて……全員が「昼飯はコイツだ」って目してたわ。
けど、まだ終わんねえ。音量ちょい上げたらまた別のが寄ってきて、元からいたヤツらは「奪ってやる!」から「奪うんじゃねえ!」に変わった。んで、即殴り合いスタート。荒野で<p="うんじゅう" padding=0>雲獣</p>が鱗獣取り合ってんのと絵面一緒。
オレらは丘の上から、焼き<p="りんじゅう" padding=0>鱗獣</p>干しかじりながら観戦してたぜ。フォームとか見てケチつけながら――正直オレがわけー頃、組織で殴り合ってたときのがマシだった。
最後は現場写真撮りにきた調査員って雰囲気で登場。パシャっと1枚、片付け、掃除、終わり。半殺しのヤツ、多分死んでるヤツ、どっち側かわかんなくなってるヤツ……ま、口きけるヤツいなかったし、どーでもいいか。
結果、輸送隊は無事通過。「よぉ兄貴、冴えた護衛だったな」なんてほざく運転手もいた。
「空見て寝転ぶだけって思ってたのに、気づいたら一網打尽だった」って返しといた。
今回、一番の収穫は――釣りも任務も、「鱗」機応変にってな――気づいちまった。これ、真理ってヤツじゃね?
第四資料
オレたち、もうすっかり釣り友だろ。今日は、「昔馴染み」の話……いや、その前にオレが一番嫌いな釣り方――「ひっかけ釣り」の話、しとかねーとな。
ひっかけ釣りってのは、エサ無し、<p="りんじゅう" padding=0>鱗獣</p>が食いつくのも待たねえ、フック水に突っ込んでただそのまま引っ張り上げるってやり方。かわいそーだと思わねえ?釣りってより、ただのケンカだ。待つこともねえ、技術もいらねえ。「やるかやられるか」ってだけ。
ガキん頃、使ってねぇ船がサビて転がってる港で初めて見たんだよ。顔に刀傷ついたジジイが竿投げて――水面はすぐ血まみれの殺人現場みてーに真っ赤になった。まだ、<p="りんじゅう" padding=0>鱗獣</p>がピクピク動いてんのも見た。オレたちはオイルタンクの影に隠れてトルティーヤかじりながら……ひっかけ釣りを覚えちまった。
で、その「昔馴染み」と知り合ったのは、初めてのひっかけ釣りんときだった。引き上げた瞬間、すぐ逃げられちまったけど……血まみれの傷口と潰れた片目は、はっきり覚えてんだ。今でも睨み付けられてるみてぇな――もちろん、あの頃のオレに「人鱗関係」なんて考える頭なんか無かったに決まってる。腹が減ったから、フックを投げた。汚ねぇやり方でも、そうするしかなかった。
あの頃のオレたちはギチギチに詰め込まれた<p="りんじゅう" padding=0>鱗獣</p>缶みてーなもんだった。目覚ましたら人数確認。誰が生き残って、夜に「食われた」のは誰か、確かめる。生きるために、盗んで、奪って、騙す。ケンカは立派な会話手段。<p="りんじゅう" padding=0>鱗獣</p>にだって、情けを賭けることはねえ。人なら……そりゃ、当然だろ?
そんなとき、現れたのがアイツだった。オレたちを野獣みたいに扱ったりしねえ。生きるために、交渉して、引き際知って、守る。その方法を教えてくれた。最後オレに「ラ・エストラーダ」押し付けて、こう言った。「この街には違うやり方が必要だ」――オレは、信じたよ。少しは綺麗な道を歩いて、なんかできんのかもしんねぇって。
あの頃、静かな時間は深夜しかなかった。オレは埠頭で釣りして……そこでまた「昔馴染み」に会った。もうすっかり大物ヅラして、針に食いついては暴れて、最後は糸切って逃げる。オレのこと笑ってるみてぇな波紋だけ残して……
昼は表と裏の人間相手、夜は「大物」相手……そんな日々が続いた。オレが一番信じてた2人が「組織裏切りショー」始めるまでは。権力争いで、肉食<p="りんじゅう" padding=0>鱗獣</p>みてーに噛み付き合って……やっと止まったとき、オレは片目を失くしてた。組織が解散した日、オレは1人で港に座って海見てた。波が壁にぶつかって、ガキん頃の落書きは泡になって流れて……死んだ<p="りんじゅう" padding=0>鱗獣</p>のウロコみてーだなって。跡形も残さず剥がれ落ちてった。
「昔馴染み」もすっかりジジイになって、頭ん中の記憶より一回りも小さくなってんのに、その日気付いた。ウロコも剥げてまだらになって、潰れた目は白く濁って。それでも暴れて冷たい目でオレを睨む……「報いだ」――笑われてるみてぇだった。それが、最後。それ以来、会ってなかった。
けど一昨日……店閉めて夜釣りしてたら、いたんだよ。月が白く光って、食いついた瞬間にわかった。あの暴れ方、あのバカ力。昔と変わんねえ……戦いは互角、オレにとっては1世紀かって思うくれーの長さ。メイメイが演習してるみてぇに弾ける水面……んで、最後に勝ったのは、オレだ。糸に繋がったまま、高く掲げられたその姿は――どの記憶よりもデカい「大物」だったよ。けど、<p="りんじゅう" padding=0>鱗獣</p>カゴ出したら……針にはなんもついてねえ。エサもそのまんま。
――本当に釣ったのか?一度釣って、消えちまったのか?それとも、オレの心に残った針が、夜に乗じて暴れただけか?穏やかな水面を見ながら、そのとき気付いた。あれはもう、あの<p="りんじゅう" padding=0>鱗獣</p>じゃねぇんだって。
あれは消せねぇ後悔、オレの中に居座る執念――離れてった連中、死んでった仲間……その度に湧き上がる「もしオレが」の積み重ねだ。たぶん、アーツを使えば、完全に「釣り上げる」ことはできる。身体も、傷口も、動きも、あの目も。ヤツは今、オレん中で生きてる。水ん中いたあの頃より、もっとリアルに。

イラスト

釣り友
釣り友
イラストレーター: 嘴広コウ
浮き沈み
浮き沈み
イラストレーター: 叶木森山
釣り日和
釣り日和
イラストレーター: w3